- 誰も思いつかなかった斬新な超能力設定に出会いたい人
- 映画のような圧倒的な描写力で物語世界に没入したい人
- 長編大作を一気読みする読書体験を味わいたい人
ウキイタ今回紹介するのは、超能力・SF海外小説の激推し3選!



どれも分厚そうだけど、本当に面白いの?



全部一気読みしちゃった!映画見てるみたいな没入感で、ページをめくる手が止まらなかったよ!



3作品とも世界的な賞を獲ってるんだよね?



そう!世界幻想文学大賞、ベイリーズ賞、そしてキング氏自身が最高傑作と認めた作品。どれも外れなし!



じゃあ、さっそく教えてケロ!
『ホープは突然現れる』クレア・ノース:世界に忘れられた女の孤独な戦い
今回紹介する3作品の中で、わたしの最檄推し作品!
クレア・ノース『ホープは突然現れる』!☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
この作品を試し読みした感想がコチラ↓
「世界が私を忘れ始めたのは、私が16歳の時だった。」自分の存在が忘れられていく。何が起こっているのか?始まりはドバイの七つ星ホテル。「パーフェクション」というサービスについて。断片的な情報から構成されるオープニングに、のっけから引き込まれます。
もうね、出だしから「何これ!ヤバ…」ってなって、えー、夢中で読んじゃいました!笑
誰も思いつかない「新しいヒーロー像」に夢中になる!
主人公ホープ・アーデンの特異体質が、とにかく斬新で、それでいて究極に悲しい能力なんです。
16歳で突然発現したこの体質。親にすら忘れられる。友達と話していても、数分後には「あなた誰?」。
めちゃくちゃ悲劇じゃん。
しかし!ホープは、その能力を「武器」にして世界中を駆け巡る。職業は泥棒。誰も彼女を覚えていないから、完璧な犯罪が可能になる。
まさに新しいヒーロー像!
これがねー、たまらん魅力w!
特にねぇー、警察に逮捕されて尋問されるんだけど、刑事が席を離れて戻ってくると「あなたはなんでここにいるんですか?」ってなるのよ。このやり取りが、最高すぎるw
しかもずっと追いかけてくるインターポールの刑事がいたりさ。この関係性の行方がね…いや、これは読んでからのお楽しみ!
768ページが一気読みできる圧倒的な描写力
分厚い。めちゃくちゃ分厚い。
でも全然気にならなかった。なぜか?
映画を見ているような感覚で、ずぅーっと読んでいられたから。
ドバイ、東京、ロンドン。世界中が舞台。
ホープがターゲットにするのは、自己啓発アプリ「パーフェクション」を開発した巨大企業プロメテウス社。
ドバイの七つ星ホテルなど、上流階級の裏側を覗き込むような描写の説得力がハンパないんです!
クレア・ノースの筆力、本当に凄い。
「パーフェクション」が支配するディストピア
「パーフェクション、このサービスが何なんだろな。なんだかわからん。が、気になる君ですよ。」
このアプリ、完璧な生活を提供するって謳ってるんだけど、実は画一的な理想を人々に植え付けて支配しようとしてる。
ホープと同じように記憶されない体質を持つ人物が出てきたり、バイロンという人物との関係にもめちゃくちゃ引き込まれました。
そしてある人物との切ない恋。泣けるんだよ、これがね。
でもね、最後には救いがあるんだ。ホープは「ホープ(希望)」のまま。詳しくは言えないけど、ちゃんと希望が残ってる。
世界幻想文学大賞受賞の理由
この作品、世界幻想文学大賞を受賞してるんだけど、ファンタジーって感じじゃないんだよね。むしろ現代社会を鋭く描いたSF。
スマホ時代のディストピア。アプリに支配される人々。
これ、今の私たちの社会そのものじゃない?
読み終わったとき、「この作者が大好きになった!」って心から思いました。
『ハリー・オーガスト、15回目の人生』『接触』に続く、クレア・ノースの傑作。
前二作も絶対読む!この作者、天才すぎる。
忘れられる女の、孤独で壮大な冒険を読みましょう!これホントおすすめ!😆
※前二作はコチラ👇
作品データ
| 本の詳細 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ホープは突然現れる(The Sudden Appearance of Hope) |
| 著者 | クレア・ノース(Claire North) |
| テーマ | 記憶・アイデンティティ・現代社会への警鐘・ディストピア |
| 受賞年 | 2017年世界幻想文学大賞(長編部門)受賞 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019/6/21(文庫版) |
| ページ数 | 768ページ |
作者プロフィール
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クレア・ノース(Claire North)
1986年4月27日、イギリス生まれ。ロンドン在住。14歳で執筆を完了し、16歳(2002年)に『ミラードリームス』でデビューした天才作家。
キャサリン・ウエブ名義でヤングアダルト向けファンタジー作品、ケイト・グリフィン名義で大人向けファンタジー作品を多数発表するなど、複数のペンネームを使い分けて多彩な執筆活動を行っている。
「クレア・ノース」は、これまでとは全く異なる作風の作品を発表するにあたって使用した名義。
デビュー作『ハリー・オーガスト、15回目の人生』で一躍注目を浴び、2017年、『ホープは突然現れる』で世界幻想文学大賞(長編部門)を受賞。
他の主な作品:『接触』など


『パワー』ナオミ・オルダーマン:女性が男性を支配する世界の衝撃
ナオミ・オルダーマン『パワー』は、試し読みした冒頭から、引き込まれました、この感じ!
あと十年。その時男たちはロクシーを戸棚に閉じ込めた。この戸棚にロクシーが閉じ込められるのは初めてではないのに、男たちはそれを知らなかった。ロクシーは呼吸が速くなってきた。こわかったが、母を助けに行かなくてはならない。爪でロックのねじを回した。金属のねじと手のあいだに火花が飛んだ。みょうな感じだった。いいですね、面白そう!
火花?この「みょうな感じ」が何なのか。それが気になって、もう読むしかなかったですw!
電気ビリビリなパワーがサイキックで良き
ある日を境に、世界中の女性に強力な電流を放つ力が宿る。
この設定、最高じゃないですか?電気ビリビリできるって!
主人公の一人、ロクシー。かんしゃく持ちの彼女が、このパワーに目覚める。男たちが家に押し入り母を捕まえ、ロクシーは戸棚に閉じ込められる――でも彼女には今、「パワー」がある。
映画感がハンパ無い!4人の視点が交錯する
読んでいるとき、映画見てる感覚あって、楽しめた!
- 最強の力を持つ少女ロクシー
- 革命を追うジャーナリスト・トゥンデ
- 新たな宗教をつくろうとするアリー
- 勢いを増す政治家・マーゴット
4人の視点が交錯しながら、男女の力が逆転した世界で、女たちの復讐が始まる。
分厚い本だけど、コチラも夢中で一気読み♪
「現代の『侍女の物語』」と絶賛されるディストピア衝撃作!
エマ・ワトソン、オバマ前大統領、ビル・ゲイツが推薦。ベイリーズ賞受賞。世界三十か国以上で刊行。
男性が女性にしてきたことを、そっくりそのまま逆にして見せる「ミラーリング」。この手法は斬新で面白い。
読んでいて「私もパワー欲しいな」って素直に思った。電気ビリビリ、カッコいいもん。
ただ、テーマの押し出し方がちょっと強いかな、とは感じた。男性が読んでも反感は持たないと思うけど、ちょっと押しつけがましさはあるかも。
正直な感想:予定調和だけど、楽しめた
読み終わって、正直「うーん」ってなった。
フェミニズムの強調が強い。予定調和な感じもある。きつい描写も多いから、特に男性には勧めづらい。
でも!読んでるときは本当に夢中だったし、楽しめたのも事実。
「力を持ったら、女性も男と同じことをするのか?」
この問いに、あなたはどう答える?
手放しで絶賛はできないけど、ディストピア小説として、思考実験として、読む価値は絶対にある。
ドラマ化もされてるし(Amazonプライム)、映画化もされそうな勢い。
光るものがある作品、ぜひ読んでみてください!
作品データ
| 本の詳細 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | パワー(The Power) |
| 著者 | ナオミ・オルダーマン(Naomi Alderman) |
| テーマ | ジェンダー・ディストピア・権力・男女逆転 |
| 受賞年 | 2017年ベイリーズ賞受賞 |
| 出版社 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2018/10/26(単行本) |
| ページ数 | 436ページ |
作者プロフィール
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ナオミ・オルダーマン(Naomi Alderman)
1974年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で哲学・政治・経済学を専攻、弁護士事務所等で働いたのち、イースト・アングリア大学でクリエイティブ・ライティングを学び、作家デビュー。
女性同士の恋愛を描いた初長編『DISOBEDIENCE』(2006)でオレンジ賞新人賞を受賞。2013年にはグランタの若手ベスト英国作家リストにも選出された。
2017年、4作目にあたる『パワー』で、優れた女性作家に与えられるベイリーズ賞を受賞。
『侍女の物語』の作者マーガレット・アトウッドに直接師事した経歴を持つ。
現在、ロンドン在住。大学で文芸創作を教える他、スマートフォンゲーム作家、BBCラジオのパーソナリティとしても才能を発揮している。
他の主な作品:『未来』など


『ザ・スタンド』スティーヴン・キング:キング氏自身が語った「最高傑作」
『書くことについて ON WRITING』がきっかけで読んだ
この作品を読んだきっかけは、キング氏の『書くことについて ON WRITING』を読んだことでした。
その本の中で、キング氏自身がこう語ってたんです。
「私の作品の中でもっとも執筆に時間をかけたもの」 「古くからの読者のあいだでいまなおもっとも高い評価を受けている本」
そして、こう続けるんです。
「私はこの話を気に入っていた。登場人物も気に入っていた。にもかかわらず途中で書けなくなった」
そりゃ読むよね!
キング氏自身が「最高傑作」と認め、でも途中で書けなくなった末に、ようやく完成させた作品。それがどんな物語なのか、読まずにいられませんでした。
大風呂敷なのに、のっけから読ませる
軍が開発したウィルスが世界中に蔓延。全人類の98パーセントが死滅。テクノロジーベースの現代文明は完全に崩壊。
もうね、そんな大風呂敷広げるわけですよ。
でも、のっけから読ませるんだ、これが。
文庫本で全5冊。ボリュームがやばい…
でも、これこそ一気読みだった。
スティーヴン・キングその筆力:猥雑さが世界を作る
キング氏のすごいところは、その猥雑さなんだよね。
高尚さがない。そのへんの商品名をさくっと使う。これがキング氏のスタイルらしいです笑。
それがね、あの世界にどっぷり浸からせるんでしょうね?
『書くことについて ON WRITING』を読んだ相乗効果もあったと思うけど、読んでいて苦労なく読める、この文量の本って凄くないですか?
ディストピアに広がる善と悪の対決
生物兵器により死滅した北米で、善のもとに集う生存者たち。だが邪悪な勢力が虎視眈々と彼らを狙う。
これ、聖書的な善と悪の対決って感じかも!
登場人物が沢山出てくる。それぞれの歩んできた人生が細かに描かれていて、どの人物にも感情移入できる。
途中でお気に入りのキャラクターが死んでしまったりもする。でも最後まで読んで欲しい。
カタルシスがある。ラストのなんとも言えない終わり方も、また良い(多分)。
多彩なキャラクターに感情移入しまくり!
この作品の魅力は、何と言っても登場人物たちなんです!
もうね、感情移入しまくり!
ウイルスで世界が崩壊した後、生き残った人々は不思議な夢に導かれる。
善のもとに集まるのは、スチュー・レッドマン、フラニー・ゴールドスミス、ミュージシャンのラリー・アンダーウッド、元教授のグレン・ベートマン。そして彼らを導く神の預言者、マザー・アバゲイル。
一方、悪の陣営には、超自然的な力を持つ悪魔的存在ランドル・フラッグ(闇の男)が君臨する。
そしてわたしの大好きキャラ、放火魔の〈ごみ箱男〉トラッシュキャン・マンは、歌を口ずさみながらふらふら歩いてね、イカレてるんですw!
切ないのがハロルド・ローダー。フラニーに片思いしていたのに、やがて彼は…
それぞれの人生が細かく描かれていて、途中でお気に入りのキャラクターが死んでしまったりもする。
でも最後まで読んで欲しい。この人間ドラマが、5冊一気読みさせる原動力なんだから。
Kindle版が消えてる!?
気づいたらKindle本なくなってて、びっくり!
このパターン、『ホープは突然現れる』もなんだけど、なんで?
面白いのに!
約30年前にこの題材を書いて、多くの登場人物、ここまでの長編を退屈させずにラストまで一気に読ませ、そしてまとめあげる力。
脱帽です。
『書くことについて ON WRITING』を読んで、キング氏の創作の裏側を知った上で読むと、さらに面白い。
この作品がどれだけキング氏にとって特別だったか、分かりますw。
長いけど、中だるみしない。ライトノベルが好きな人には向かないかもしれないけど、しっかりと文を、ストーリーを読み込んでいける人にはオススメ。
読む価値は、絶対にありますよ!(。・∀・)ノ゙
作品データ
| 本の詳細 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ザ・スタンド(The Stand) |
| 著者 | スティーヴン・キング(Stephen King) |
| テーマ | パンデミック・ディストピア・善と悪・黙示録 |
| 受賞年 | 2017年ベイリーズ賞受賞 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 初版刊行: 1978年 完全版刊行: 1990年 |
| ページ数 | 全5巻、合計約2,500ページ |
作者プロフィール
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スティーヴン・キング(Stephen King)
1947年9月21日、アメリカ合衆国メイン州ポートランド生まれ。「ホラーの帝王」「モダン・ホラーの旗手」として知られる現代アメリカを代表する作家。
2歳の時に父が失踪し、母親が兄弟2人を育て上げた。小学校の最初の1年を病気で休学し、家で大量のコミックブックを読んで過ごす。10代で執筆活動を開始。
1967年、短編「鏡の床」が雑誌に掲載されプロ作家デビュー。メイン大学を卒業後、高校で英語教師として働きながら執筆を続ける。
1974年、処女長編『キャリー』でデビュー。1976年に映画化され大ヒット。
以降、『シャイニング』『IT』『ミザリー』など50本以上が映画・TVドラマ化され、世界で最も成功した作家の一人となる。『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』など、ホラー以外の作品も高く評価されている。
ジャンルはホラーであるにもかかわらず、舞台は主にアメリカのごく平凡な町で、具体的な固有名詞をはじめとした詳細な日常描写を執拗に行うのが特徴。従来の「非現実的な世界を舞台とした怪奇小説」とは異なるモダン・ホラーの開拓者にして第一人者。
息子ジョー・ヒル・キングも作家として活躍している。
他の主な作品:『書くことについて』『IT』『シャイニング』など多数


まとめ
読み始めたら止まらない!この熱量をあなたにも!
いかがでしたでしょうか?
今回は、【超能力・SF】激推し海外小説3選として、以下の3作品をご紹介しました。
| 作品名 | 激推しポイント |
| 『ホープは突然現れる』 | 誰も覚えてくれない孤独な女の、斬新で完璧な泥棒ヒーロー譚! |
| 『パワー』 | 女性が「スケイン」で電撃を操り世界を支配、刺激的な思考実験ディストピア! |
| 『ザ・スタンド』 | キング氏自身が最高傑作と語った、善と悪の超能力者たちが集う壮大な人間ドラマ! |
どれも分厚い作品ばかりですが、「映画を見ているような感覚」で一気読みできてしまう、圧倒的な描写力と設定の面白さを持っています。
「読み始めたら止まらない」ことは、わたしが保証します!
【関連企画】面白い作品見つかるかもよ!
今回紹介した『ホープは突然現れる』『パワー』との出会いは、わたしが過去に行った企画のおかげ。
「最初の5分で面白くない本は読まれない」という説のもと、小説の冒頭だけをひたすら読み進めた「試し読みの感想記事」をシリーズで公開しています。
この企画には、他にも隠れた傑作や、思わず「なんすかこれ!」と叫びたくなるような面白い作品がたくさん登場しています。
もしかしたら、あなたの「運命の一冊」が見つかるかもしれませんよ!よかったら覗いてみてくださいね。
【特別紹介】キングファンなら必読!創作の裏側を知ると作品がもっと面白い
『ザ・スタンド』を読むきっかけとなった、スティーヴン・キング氏の『書くことについて ON WRITING』の感想記事もおすすめです!
キング氏が自身の創作方法を語ったこの本を読むと、『ザ・スタンド』をはじめとする彼の作品が、どれだけ特別な情熱と時間をかけて作られたかがよくわかります。
創作の裏側を知った上で作品を読むと、面白さが数倍に膨れ上がりますよ!


さあ、次はあなたがこの熱狂を体験する番です。
今回ご紹介した3作品で、最高の読書体験を楽しんでください!😆














